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2006年08月11日

●突然のカミングアウト

 ある女友達から「解離性同一性障害」であると突然カミングアウトされました。名前だけではよくわからなかったんですが、いわゆる「多重人格」の一種だということです。1つの人格がしっかり確立されている私たちにとっては理解しがたい現象ですが、彼女の心は今は20くらいに分かれており、酷かったときは100以上の人格が心の中に存在していたそうです。今でこそ人格をある程度コントロールできるようになったそうなのですが、かつては短い間に目まぐるしく人格が入れ替わって、身体もボロボロで酷かったとか。ホント信じられないですけど・・・。

 今は「ある程度」人格をコントロールできるということで、今日は「ユカ」という16歳の女の子の人格で接してもらいました。「キミはうちらの中では面白いって評判だよー」とか言うので不思議な状態でしたが、本人とは明らかに違う言動、本当は温和な女性なのに、キャピキャピの女子高生みたいな行動をとるのです。もともと女子高生とか接するの苦手ですけど・・・

 あと、この症状が出る人は、子供のときに虐待、とりわけ性的虐待を受けているということを教えてもらいました。本人に聞くのはまずいかな・・・とも思いましたが、家系によって「虐待が多い家系」というものがあるらしく、彼女の家族がまさにそれに当たるそうです。「虐待をする親はその親に虐待を受けている」とはよく言いますが、彼女はどうなんだろう。主人格はとてもやさしい性格だから、虐待をするような人ではないと思うけど・・・。

 彼女の悩みが「この症状を打ち明けたら友達がどんどん減っていく」ということ。確かにコロコロ人格が変わられちゃ接しにくいでしょうね。でも、頑張って専門家のところに通って治療しているらしく、あと1年も経てば治る見込みだそうです。それに俺はそんな心の狭い人間じゃないしね!大学の講義で心理系の科目を3つも修得したし、それなりに接していこうと思います。むしろ、カミングアウトしてくれるくらいの存在になったというのが嬉しかったなァ。

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