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2007年09月09日

●棚田ダイイン

 新潟県糸魚川市での農村調査に連れて行ってもらいました。この地区には年間を通しての住民がゼロになった"消滅"した集落もいくつかあり、かつてと比べて人口が大きく減っているのですが、住民が主体となって村おこしに取り組んでいます。

 ちなみに、写真の棚田は特区を利用した株式会社の農業参入により耕作されている水田。現在は株式会社は条件が不利な地域の農地でしか参入することができず、利益を上げるためにあれこれ工夫をしているみたいでした。

 というわけで、以前からの夢でもあった棚田でのダイインをようやく実現することに。台風が過ぎた後で、少し濡れてしまいました。

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2007年08月24日

●山梨県横断計画

 山梨県は合併が比較的進んでいる地域で、やたらと「市」が誕生しています。でも、その名称が・・・

 ・そのもの甲斐市
 ・甲斐の州という意味の甲州市
 ・甲斐の府が置かれた甲府市

 って、結局どこにあるんだかわかんねえ!「甲州市はさっき通ったような」なんて思ったら、実は甲斐市だったりするケースが何度も。終いには山梨の中央、日本の中央ということで中央市なんてのもあります。なんかもうサッパリわかりませんね。

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2007年08月16日

●母の実家

 母の実家です。イトコに3人目の子供が生まれて大賑わいだったのですが、赤ん坊をあやしながら他の子の世話もしつつ、家事もこなす・・・母親って本当に大変なんだなァ。

 ちなみに、墓参りにも行ったのですが、お墓の横に誰が何年に亡くなったって書いてあるコーナー(?)があるじゃないですか。あれによれば初代が「寛政」とか「天保」って・・・どんだけ続いてるんだよ!しかも、お墓の「○○家」のところが本当の名前じゃなくて屋号が書いてあるし。

 北海道だとあまり感じることが無いのですが、イエを屋号で呼ぶのもかなり新鮮。「『こーじや』のヒロシ君」とか「『かまくら』のお婆ちゃん」とか。農業経済を学ぶ者として、ムラとかイエとか実に興味深いです。

 とりあえず、日中戦争に従軍した元町議の祖父(88歳)が元気でよかった。今度自伝を自費出版するらしい。

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2007年03月01日

●雪の中ポツンと・・・

 JR南下徳富(みなみしもとっぷ)駅。札沼線は札幌と新十津川を結んでいる路線です。起点の札幌近郊は1時間に3~4本の列車が運行されているのですが、末端部のこの付近は1日3本しか列車が来ません。

 この路線何度か使ったことがあるのですが、一度も自分以外の乗客に出会ったことがありません。まさに鉄道ファンのためだけに存在しているような感じ。併走している国道にバスが通っているので、そちらの利用者のほうが多いみたいです。バスにしても1日5本しか走っていないんですが・・・。

 高校のとき、浦臼から通っている友達が何人かいて、あまりのバスの本数の少なさに嘆いてたっけなー。16時のバスを逃すと、次は19時(最終便)。

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2006年10月28日

●はいさい!

 ゼミの調査実習で沖縄県の粟国(あぐに)島に行ってきました。那覇・泊港からフェリーで2時間のところにある島で、人口はおよそ900人。県内でも存在を知らない人が少なくない、まさに秘境の地。

 ノーヘル3人乗りの原付バイクを見かけたり、道に突然ヤギが飛び出してきたり、島の小中学生の流行りが、観光客を見かけたら「萌ーーえーー!」と叫ぶことだったり、東京ではまったく想像のつかないカルチャーショックを受けた6日間でした。

 民宿ではありえないくらい蚊に刺されたけど、おばぁがとてもいい人だったから楽しかった!また来たいけどホントに何も無いから、暇を持て余すのが苦手な俺にとっては難しい島かもしれない。

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2006年10月01日

●山梨ぶどう郷

 久しぶりの更新になります。

 先日、ゼミ合宿で山梨県に行ってまいりました。ワインの製造工程を見学したり、ブドウ畑を見学したのですが、やっぱり「山梨は果物の県」という印象が強く残っています。時期的にブドウ収穫期だったからかもしれませんが、勝沼町から笛吹市にかけての移動中は、至るところにブドウ畑を見つけました。すごいもんです。

 ゼミの教授が言っていたのですが、「東京120km圏内でここまで山になるのは山梨だけ」ということを改めて認識。八王子のすぐ先にはこんな世界が残っているんですね・・・。

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2006年09月08日

●日本海の漁村

 遅れましたが、前回の続き。うちの父親は釣りが好きで、昔からよく海のほうには行っていたんですが、今回はその定番ルートで日本海へ。

 小平町の臼谷(うすや)漁港です。典型的な漁村といった感じで、軒先で何か作業をしているおばあちゃんに声をかければ、獲れたてのホタテを食べさせてくれます。新鮮なホタテってやっぱり味が違うもんで、プリプリして歯ごたえが気持ちいいし、醤油なんかかけなくても海水の塩分がいい感じに染みているんです。

  というわけでホタテを10枚買って、雄冬(おふゆ)岬へ。

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