校歌・応援歌のページ(東京六大学野球を中心に)
 

 おそらく、「校歌・応援歌がスキ!」という人は、野球などのスポーツの応援を通して好きになった方が多いと思います。私が校歌や応援歌にはまったのも、東京六大学野球の応援をするようになってからです。今では自分の大学以外にも様々な学校の校歌・応援歌を収集しては各校の学生気質を想像しています。

 このページでは、私が特にオススメする校歌・応援歌を、一言コメントを述べさせていただく形で紹介していきます。なお、このページでは便宜上、「寮歌」や「塾歌」、「運動会歌」なども広義の「校歌・応援歌」の一種とさせていただきます。

 また、それぞれの曲をファイルとして掲載した場合、著作権等の問題が発生する可能性がありますので、音源が掲載されたページへリンクを貼ることで代替しています。主に「リンクフリー」と記載されたホームページにリンクを貼っていますが、問題等があった場合は連絡をいただけると幸いです。直ちにリンクの掲載を取りやめます。

東京六大学
 ・明治大学(12-1-5追記)
 ・早稲田大学
 ・慶應義塾大学
 ・法政大学(07-5-28)
 ・立教大学(07-4-17)
 ・東京大学
(07-4-17)

東都大学
 ・中央大学
 ・日本大学
 ・駒澤大学
 ・東洋大学(07-11-17)
 ・亜細亜大学
 ・國學院大學
 ・青山学院大学
 ・上智大学

その他の大学
 ・関西大学
 ・関西学院大学
 ・同志社大学
 ・立命館大学
 ・北海道大学(12-1-5)

明治大学

(東京六大学野球2004年春季リーグ優勝パレード)

明治大学校歌MP3
作詞:児玉花外 作曲:山田耕筰

一、 二、 三、

白雲なびく駿河台
眉秀でたる若人が
撞くや時代の暁の鐘
文化の潮みちびきて
遂げし維新の栄になふ
明治その名ぞ吾等が母校
明治その名ぞ吾等が母校

権利自由の揺籃の
歴史は古く今もなほ
強き光に輝けり
独立自治の旗翳し
高き理想の道を行く
我等が健児の意気をば知るや
我等が健児の意気をば知るや

霊峰不二を仰ぎつつ
刻苦研鑚他念なき
我等に燃ゆる希望あり
いでや東亜の一角に
時代の夢を破るべく
正義の鐘を打ちて鳴らさむ
正義の鐘を打ちて鳴らさむ

 バンカラなイメージがある明治大学ですが、駿河台のリバティタワーやアカデミーコモン、和泉校舎のメディア棟といった近代的な校舎の建設が相次ぎ、そのイメージも明るいものに変わろうとしています。明治の校歌の特徴は、大学名を1番の歌詞で2回しか言わないところです。2〜3番に至っては「明治」というフレーズが消えています。しかし、そこに明治の謙虚さが現れているというか、何度も大学名を連呼するW大学とは違うところなのかなとも思っています。また、サビの「明治その名ぞ〜」の前に「おーお」と調子に合わせる掛け声があるのですが、その部分が歌詞に現れてこないのもまたいいですね。

 

明治大学第一応援歌・紫紺の歌MP3
作詞:明治大学応援団 作曲:古賀政男

一、 二、 三、

光輝みつわれ等が
母校明治の名をおいて
若き血に勇める
猛き精鋭今ここに
起てり土を蹴りて
闘志はもゆる神技の精華
無敵の明治明治明治
輝く栄冠戴く我等
オ明治明治われらが明治

高らかにわれ等が
振う紫紺の旗風に
雲は散り煌めく
若き日射は微笑みぬ
見よや眉上げて
勝利に進む誉の使命
無敵の明治明治明治
輝く栄冠戴く我等
オ明治明治われらが明治

天を衝くわれ等が
意気は真紅の火ともえて
向うとこ敵なく
すでに陣頭正正と
敵をうちとりて
制覇を果す歓喜の絵巻
無敵の明治明治明治
輝く栄冠戴く我等
オ明治明治われらが明治 

 明治らしい勢いがあって、野球でもラグビーでも先陣を切って歌われる曲が「紫紺の歌」です。応援では基本的に1番がひたすら繰り返されるので、普段2〜3番を聴く機会はほとんどありません。
 ちなみに、1番の「土」は「ち」と読みます。以前、「明治の応援歌サイコーだよな!」と言っていた友人が、この部分を「つち」と読んでいて興ざめした経験がありますが、どう読むかで神宮初心者かどうかがわかったりもします。あと、交響楽団やグリークラブの演奏(上のmp3もそう)では「起てり」の後そのまま「土を蹴りて」と歌いますが、応援団がこの曲を演奏する場合は「土を蹴りて」の前に1拍休みが入りますので、注意が必要です。

 

明治大学学生歌・都に匂う花の雲(MP3)
作詞:山本修一 作曲:古賀政男

一、 二、 三、 四、

都に匂う花の雲
旭日映ゆる駿河台
春まだ遠き現世に
咲きしその花紅の
若き血潮に燃ゆる花
集う学舎自由あり

大内山の濃緑に
輝く富士の峰さやか
雲めぐりゆく高楼に
いざや訪ねん先従の
後をいかでか守るべき
我ら学徒に使命あり

黄昏月に秋更けて
流れも寒き御茶の水
理想に生きる若人が
交す今夜のうま酒に
みてる感激君知るや
のぞむ行手に光あり

幾星霜の空のもと
その名ぞ高し駿河台
大気にさゆるニコライの
鐘に心のかてをとり
高き気宇もて門出せん
我ら学徒に誇りあり

 明大生の春夏秋冬を歌った名曲。マンドリンの演奏だと涙が出てくるくらいの重厚さがあります。さすが古賀政男といったところです。なお、神宮球場での野球応援では2番は肩を組みながら口笛で歌われるため、一般学生がその歌詞を聴く機会は多くありません。個人的には3番の歌詞「理想に生きる若人が 交す今夜のうま酒に」という部分が、未来を担う若者たちの青春の気分を満喫している感じが満ち溢れていて、歌って清清しい気分になれます。
 ちなみに、我がサイトの名称「雲めぐりゆく高楼」は、2番の歌詞からパクらせていただきました。

 

明治大学校歌
 黒雲なびく生田坂
 眉秀でたる研究者が
 撞くや西三田団地のオーケー生田店
 小田急の準急停車みちびきて
 遂げしめん処のかき揚げ天そば
 おお生田その名ぞ我らが実験場
 おお生田その名ぞ我らがヤギ小屋

 

明治大学第一応援歌「紫紺の歌」
 光輝みつ我らが
 聖地生田の名をおいて
 法政多摩より都会だと
 タックのスパゲティ今ここに
 生田坂を降りて
 食欲はもゆる音楽かぞく
 無敵の青柳 みやこ おしげ
 輝くA館戴く3号館
 オー生田生田われらが生田

 生田校舎バージョンの替え歌です。

【2012年1月5日追記】
 歌詞に出てくる正門前の喫茶店「タック」ですが、閉店したとの情報をいただきました。ここでひたすら『こち亀』を読んでいたのは懐かしい思い出です。また、居酒屋「音楽かぞく」はあの名物店主はそのままでラーメン店に業態変更しました。ちなみに、「青柳食堂」、「おしげ食堂」は健在です。

早稲田大学

(2007箱根駅伝)

準備中

慶応義塾大学

(慶應といえばペンです)

準備中

法政大学

(2007春・法立1回戦)

 

応援歌・若き日の誇りYoutube
作詞:法政大学応援団 作曲:岡本雅雄

一、

法政法政法政 燃ゆる陽の生命こそ
沸る我等が血潮 今ぞ競技の試練
征覇を誓いて鍛えし腕 見よこの振興の気概
恐れぞなき力持て 征け闘え破れ堅塁を
我らが勝利の凱歌 おお高らかに叫ばん
若き日の誇りぞ 法政法政法政

 高音からスタートする前奏がイイ。前奏の拍手は3拍、2拍と続くのですが、この拍手のやり方で初心者かどうかがすぐ分かります。まァ初心者だと分かったからって何だって話ですが。しかし、このYoutubeに出てくるリーダーの人、「経済学部商業学科」って時代を感じますね。

 

応援歌・若き獅子Flash
作詞:清岡卓行 作曲:佐藤勝

一、

オレンジの旗 爽やかに
世紀を超えて 伝統の
自由の風に ひらめけば
おお法政 栄光の
前衛になふ 若き獅子
見よ 激突の たたかひに
汗血淋漓 うるはしく
勝利の星を つねに呼ぶ
法政 法政 たぐひなき
われらの母校 おお法政

 明治の応援歌「怒涛の進撃」ほどではありませんが、この曲は歌詞が1番しか無くて、しかもサビに入るまでが長い。でもそこが雄大さを演出していてイイのね。
 学生歌「オレンジの園に」にもありますが、「自由の○○」というフレーズが学生っぽくてとても好きです。他にも「前衛になふ」、「汗血淋漓」、「勝利の星」・・・うーむ、素晴らしいフレーズばかりです。「法政法政たぐいなき」の前に入る「ぱらぱっぱらぱらぱー」というトランペットのメロディーがステキ。

 

学生歌・ラランカラン(歩みくれば御社)Flash
作詞:入江直祐 作曲:佐間毅

一、 二、 三、

歩みくれば御社
桜花吹雪よ
鐘響くは学舎
ああ吾等が法政

池の岸の青草
風吹けばなびくよ
いざ折しき吾が友
語らせませ幾年を

高き窓に見やれば
町並みの燈よ
霧こめたる黄昏
吾が思いいずこにぞ

 法政の応援歌に関して総じて思うことは、「前奏がかっこいい」ということ。野球応援では、攻撃開始前(学注の前)に各応援歌の前奏をファンファーレ調に演奏しますが、法政はその前奏が勇ましくもあり、優雅でもあり、他の五大学より比較的かっこいいと思います。
 その中でも際立ってイイのが、学生歌「ラランカラン」。何故に「ラランカラン」なのかは不明。下駄の足音を表したのかなァと勝手に思っていますが、下駄というのがバンカラ法政っぽくていいですね。そういえば、かつて「法政の貧乏臭さを守る会」なんていう学生団体があって、ボアソナードタワーの学長室前にコタツを持ち込んで皆で鍋をやったなんて話を聞いたことがあります。ちょっと前までホームページが残ってたのですが・・・。とにかく、法政のバンカラっぽさがにじみ出ていますね。

立教大学

(2005秋・立法1回戦)

立教大学第一応援歌・行け立教健児WMA
作詞:小藤武門 作曲:土橋啓二

一、 二、 三、

見よや十字の旗かざす
立教健児の精鋭が
武蔵野原をいでゆけば
若き心の血は燃えて
我等のゆく手に敵ぞなし
立教 セントポール
おお我が母校

愛と正義の心燃えて
いざゆけ我等の強者よ
勝利の力我にあり
ああ立教の旗の下
猛き血潮の尽きるまで
立教 セントポール
おお我が母校

ああ我勝てりおお覇者ぞ
聞け立教の勝ち歌を
見よ紫の旗風に
セントポールの鐘の音は
我等の勝利を告ぐるなり
立教 セントポール
おお我が母校

 東京六大学の応援歌ではもっともマイナーな曲の1つ。立教の応援歌といえば、第二応援歌の「St.Paul〜」のほうが有名だからかもしれません。しかし、第一応援歌ですから、野球応援のときにはもっとも多く歌われる歌です。よく劣勢時にこの曲がエンドレスで歌われますが、立大生みんなバテています。

 

立教大学第二応援歌・St.Paul's will shine tonight WMA

一、 二、

St.Paul's will shine tonight
St.Paul's will shine
St.Paul's will shine tonight
St.Paul's will shine
St.Paul's will shine tonight
St.Paul's will shine
When the sun goes down and
the moon comes up
St.Paul's will shine

St.Paul's will shine tonight
St.Paul's will shine
Will shine in a beauty brught
all down the line
Won't we look neat tonight
dressed up so fine
When the sun goes down and 
the moon comes up
St.Paul's will shine

 高校野球や阪神タイガースの応援歌にも使われており、比較的耳にしたことがある人が多いと思います。もともとアメリカの民謡か何かから引用したようで、当初の歌詞は「Rikkio will shine tonight」だったという話を聞いたことがあります。立教を語るときに「St.Paul」は切り離せませんが、その真髄がこの曲に表れていると言えるかもしれません。
 ちなみに、「
When the sun goes down and the moon comes up」のフレーズが早口すぎて歌えません。

東京大学

(東京六大学で唯一税金で作られたと思われる団旗)

第一高等学校寮歌・嗚呼玉杯に花受けてYoutube
作詞:矢野勘治 作曲:楠正一

一、 二、

嗚呼玉杯に花うけて
緑酒に月の影やどし
治安の夢に耽りたる
栄華の巷低く見て
向ヶ丘にそゝりたつ
五寮の健児意気高し

芙蓉の雪の精をとり
芳野の花の華を奪ひ
清き心の益良雄が
剣と筆とをとり持ちて
一たび起たば何事か
人生の偉業成らざらん

行途を拒むものあらば
斬りて捨つるに何かある
破邪の剣を抜き持ちて
舳に立ちて我よべば
魑魅魍魎も影ひそめ
金波銀波の海静か

 神宮応援の3回攻撃時に歌われる曲です。勇ましい応援歌とは趣が違い、時代を感じさせるマイナー調のメロディーであり、選手のテンポを狂わすんじゃないかなとも思ったりもします。ちなみに、学生席全体で肩を組んで歌うので、普段ほとんど点数を取れない東大を応援する学生にとっては、かなり貴重な曲でもあります。
 「栄華の巷低く見て」という歌詞からは、自らをエリートと自負する若者達の意気が感じ取れます。こういう学生気質をぷんぷん感じさせる曲はとても好きです。

 東大には「校歌」が無いため、試合開始前後のエール交換時には応援歌「ただひとつ」、7回攻撃時のエールには運動会(体育会)歌「大空と」を歌います。最近、「校歌をつくろう」という動きがあったそうですが、お流れになったみたいです。(参考

中央大学

準備中

日本大学

(2007箱根駅伝)

駒沢大学

準備中

東洋大学

(2007春)

 

大学歌「亜細亜の魂」Web
作詞:山田耕作 作曲:林古渓

一、

アジアの魂 再び此処に
目覚めしよろこび溢れつ人に
雄々しく揚げたり 鬨の声
東洋大学 生れぬかくて

 東都リーグの中でも数少ない3部応援がしっかりしている応援団を有する東洋。近年の野球部の活躍もあり、応援席には多くのファンが集まっています。個人的な印象ではチアの人数がやたら多いこと、チアの声がやたらでかいこと。この2つが特に気になっています。「がんばれぇとーぃぅよーー!」という独特な声の出し方・・・友人は「怖い」とも言っていますが、あれほどの元気の良さが選手の活躍にもつながってくるのではないかとも思います。ちなみに、東洋応援団の元気のよさはYoutubeの動画からも伺うことができます。ちなみに、筆者が投稿しました。
 この校歌でいちばん気になる箇所はやはり最後の「生まれぬかくて」。この部分の歌いにくさといったらありません。何拍伸ばしてるんだろう・・・「生まーれーぬーーーかくてー」。

 

応援歌「亜細亜の魂」Web
作詞:斉藤哲瑯 作曲:小林三千三

一、

霊峰遠く望みつつ
見よ青春の潮の高まり
白山台の伝統と
制覇を競う夢こめて
力鍛えし若人われら
東洋、東洋、われらが東洋

(2007明治神宮野球大会)

 歌詞ボードがカラフルで好感が持てます。

亜細亜大学

(2007春)

準備中

國學院大學

(2007春)

準備中

青山学院大学

(2007春)

準備中

上智大学

準備中

関西大学

準備中

関西学院大学

準備中

同志社大学

準備中

立命館大学

準備中

北海道大学

【2012年1月5日】
 あの有名?な「ストームの歌」がなんとYoutubeに投稿されていました(Youtube)。「学生の馬鹿騒ぎ」といった感じで好きです。この動画も楽しそうです。筆者の知り合いの北大生はこの曲を知っているようでしたが、北大生は皆歌えるのでしょうか。
 ちなみに、全日本大学野球選手権大会に出場したときの応援風景もUPされています(Youyube)。ボロをまとったバンカラ応援団は岩手県を中心とする東北地方の高校の応援団に多いですが、大学でこの衣装はめったにお目にかかれません。

(背景:法大学生席)